センターができるまでWay of making a center
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集落活動センターとは、複数集落の住民の皆さまが連携を図りながら、旧小学校や集会所などを拠点として、次のような活動を行う仕組みです。
(1)日々の助け合いの活動(例:高齢者などの見守り活動、健康づくり)
(2)地域の資源を活用した経済活動(例:特産品づくり、民泊)
(3)地域の暮らしを守る取り組み(例:自主防災組織、ヘリポートの整備)など
これらの活動を行う上でのポイントは、以下の5つです。
(1)主役は、地域住民の皆さま
(2)活動は地域のオーダーメイド
(3)皆さまの集まりやすい場所が活動の中心
(4)様々な人材を活用
(5)集落の連携による取り組み
以上のポイントを踏まえた開設の例は、次のようなものになります。
STEP1地域の選定
○市町村で集落活動センターに取り組むことの内部決定
- 市町村のグランドデザインに基づくケース
- ○市町村や関係機関で地域の選定
○候補地域の現状把握
(地域のまとまり状況やリーダー役の存在等)
○地域への打診
(区長など、地域のリーダーに意向確認)
- 地域から要望があがってくるケース
- ○区長会等での説明
○区長等住民からの要望や提案に基づく対応
○住民との協議(意向確認)
○高知ふるさと応援隊の導入・活用の検討(準備段階から導入する場合)
STEP2地域リーダーや関係機関との
検討・地域ビジョン
作成準備
○地域の課題、将来像の検討
○活動内容のアイデアだし
○地域での検討方法の協議
○高知ふるさと応援隊の導入・活用の検討(準備段階から導入する場合)
地域外人材は、プレイヤーとしての期待だけでなく、将来ビジョンの策定段階での
地域外の視点、新たなネットワークづくりのためにも有効
STEP3地域ビジョンの
作成・地域住民の総意
○住民座談会やワークショップ等を通じて、地域の課題や将来像の整理・共有
(座談会等では、市町村・地域支援企画員・高知ふるさと応援隊等が助言等を行う)
○課題解決策の手法として集落活動センターという仕組みづくりの検討
○住民の合意形成(集落総会などで総意確認)
必要に応じて、集落活動センター推進アドバイザー制度の活用や研修会への参加等
STEP4集落活動センターの
活動計画
○集落活動センターとしてどのような活動をするか等の計画作成
(計画作成にあたっては、市町村・地域支援企画員等が助言等を行う)
○運営組織や拠点施設の検討
(体制や規約等の検討にあたっては、市町村・地域支援企画員等が助言等を行う)
○高知ふるさと応援隊の導入・活用の検討(立ち上げ後に導入する場合)
○住民の合意形成(集落総会や運営組織の総会等で活動計画の周知・承認)
必要に応じて、集落活動センター推進アドバイザー制度の活用や研修会への参加等
STEP5市町村の支援
○それまでの話し合い等の結果をもとに、予算措置、支援体制などの決定
香南市西川地区集落活動センター
「西川地区」ができるまで
西川地区活性化推進協議会が、
直販所「あぐりのさと」の運営や西川花公園を
整備する等、地域内外との交流活動を実施。
平成7年〜
西川地区まちづくり協議会が、
ふれあい運動会や三世代交流夏祭り等の
イベントや高齢者世帯を対象にした
粗大ゴミ回収等を実施。
平成14年〜
平成24年度(上半期) 西川地区まちづくり協議会、
西川地区活性化推進協議会が中心となり
集落活動センター設置に向けた準備会を
立ち上げ、ワークショップ等を実施。
話し合った内容は、「支える」「稼ぐ」「集う」の視点で取りまとめ。
平成24年度(下半期) 準備会メンバーに各7地区の常会から
2名を運営員として加え、集落活動センター
の運営や活動などをさらに協議。
平成25年4月 西川地区集落活動センター推進協議会総会で
活動計画等の承認。
平成25年4月開所耕作放棄地での
農産物栽培等の活動開始
平成25年度集落活動センター推進事業費補助金で公園設備や耕作放棄地の開墾等を実施(事業実施主体:西川地区集落活動センター推進協議会)。
高知ふるさと応援隊1名導入(H25年6月着任)