集落活動センター推進フォーラム レポート

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 平成29年2月7日、集落活動センターに取り組む意義と価値を再認識することを目的として「集落活動センター推進フォーラム」を開催しました。
 いの町の集落活動センター柳野と、津野町の郷地区集落活動センター奥四万十の郷の取り組みについての発表と、島根県中山間地域研究センター研究統括監藤山浩先生に『地元の未来を拓く〜今こそ「集落活動センター」〜』と題する講演をしていただきました。

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 この日、最初に登壇していただいたのは、集落活動センター
柳野の松本会長。3つの集落からなるこの地域を将来どうしていきたいという話は常日頃から行われていたそうですが、国道195号線の拡張工事の終了が最後の後押しとなって、集落活動センターの立ち上げを決めたそうです。その後は、集落活動センターの補助金だけでなく、中山間直接支払交付金や6次化産業アドバイザー制度など、様々な県の制度を上手に活用して、地域の方がやりたいと思うことを実現させていったそうです。
 (1)普段から住民同士でたくさん話をすること、(2)集落の将来像を常にイメージすること、(3)前向きであることを何より大切にしていると力強くお話しされました。

 次に登壇していただいたのは、郷地区集落活動センター奥四万十の郷の大地会長と嶋本集落支援員。こちらのセンターが当面の間の目標として定めたのは、農家食堂の経営を軸に活動するということだそうです。地域で使われてきた農機具や古民具を活用しながら40〜60歳の女性が好む店づくりを目指し、外部の専門家のアドバイザーに何度も何度も入っていただき、助言をもらいながら「ほっこりできる空間と地域食材を使った料理」にこだわり、5月からの営業開始ですでに2,000人の方が訪れたそうです。
 日頃から、協力し合える環境・関係づくり(お付き合い)が一番大事。皆が集い、情報や活動が集まる活気のある場をつくっていきたいという言葉が印象的でした。

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 続いては、「田園回帰 1%戦略」の著者としても知られる藤山 浩先生の講演です。
 藤山先生には、平成24年度から、高知県集落活動センター推進アドバイザーとして、本県の中山間地域政策にも深く関わってくださっています。こういった関わりを踏まえ、県内の各市町村の人口減少幅がどうなっているのかなどの具体的な資料を交えてお話しくださいました。
 大川村、三原村、北川村などでは人口減少幅が非常に小さくなってきており、他にももうひと頑張り、あと1%増やすことができれば、地域が安定するという市町村が県内にたくさんあるのだ、ということを力説されました。
 また、これは人口だけのことではなく、支出に関しても言えることで、現在地域外で支出している費用の中からまずは1%を地域内で支出するよう意識を変え、継続していくことができれば地域は劇的に変わる、だからこそ、現在そういった役割を担うことが出来る集落活動センターの存在が大事なのだとお話しされました。